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2024.12.27
vol.3 駆け抜けて'24

年内最後の更新、ということで簡単に振り返りを。
まずは例年より圧倒的に多かった仕事量の中、取り立てて大きなトラブルもなく無事に今年を終えられそうでほっとしている。
日々の小さな失敗やちょっとした間違いはそれこそ毎日のようにあるが、その中で黙々と数をこなすうちに否が応でも地力は鍛えられたし、多くの発見や気付き、そして少しの閃きがあった1年だった。

十数年も同じ仕事に取り組んでると初期のような成長の実感を覚えることが少なくなるが、上手くなった、という手応えはここ数年で最も多く得られたと感じている。
とはいえいつもそれを上回るほどの「この下手くそが…!」という自問は常にあるので、もっと上手く、もっと勉強せねば、という思いは消えない。負けない負けない。
言うてもたかが十数年、道のりは長く険しいのだ。されど。

column3in

あとは年間を通した仕事ペースの組み立てが今後の課題だな、と。今年はちょっとアップダウン激しすぎたし、峠を越えた後半はちょっとだれ過ぎた印象がある。
より良い仕事のためには計画段階から既に勝負が始まってる、そういったことも職人の技術のイチ要素として今後はより意識して取り組めたら。
年間通して気持ち良いジョグを行う感じで爽やかーに仕事へと向き合えるのが理想だが、今のところジャングルを泥だらけになり転げ回って進んでいるイメージしかない。
しかし前に進む気概の炎だけは消さないあたり、今年もおつかれと少しは自分を労うこの年末年始にしたいと思う。

来年は自分の中で軸として重点的に取り組むテーマに焦点を定める一方で、遊びをせんとや生まれけむ、の精神も今まで以上に持って過ごしていきたい。
ということで皆さまぜひ来年も蜂屋と戯れに興じていただけたらこれほど嬉しいことはない。
「良い一年だった」と曇りなく思えるのも普段関わってくれる周りの方々のおかげだな、とそう感じるのは忘年会終わりで酔ってセンチになってるだけが理由ではないはず。
来年も蜂屋うちわ職店をどうぞよろしくお願い致します。良い年末をお過ごしください。